Contents
- プライベートライセンス サーバーのインストール
- サーバーの初期設定
- ライセンス アクティベーション (認証)
- ライセンスファイルのバックアップ
- プライベート ライセンス サーバーへのライセンスの追加
- プライベート サーバー ライセンスの削除
- インターネットに接続していないコンピュータ上のサーバー設定
- ライセンス使用の設定
- クライアント アクセス
- ライセンス使用率の調査
Altium Designer のプライベートサーバー ライセンスは、お客様の_プライベート ライセンス サーバー_ を使用したフローティング ライセンスをご使用いただけます。ネットワーク管理者の方が、プライベートサーバー ライセンスにアクセスし使用できるようにプライベート ライセンス サーバー (ネットワーク ライセンス もしくは、ローカル ライセンス サーバーと呼ばれる) の設定していただきます。一度、サーバー上でライセンスを使用すると、その後、複数のローカル コンピュータにライセンスを提供することができます。ローカル ネットワーク上のユーザは、プライベート ライセンス サーバーからライセンスを取得する為に Altium アカウントにサインインする必要はありません。
プライベートサーバー ライセンスを使用する場合は、ネットワークの定義と範囲について、エンドユーザライセンス使用許諾書 (EULA
) をご参照ください。
プライベートライセンス サーバーのインストール
関連情報: Windows 7、Windows Vista や Windows Server (2003 or 2008) へのプライベート ライセンス サーバーのインストール、プライベート ライセンス サーバーの更新
プライベートライセンス サーバーは、Windows Service として対象マシンにインストールされます。Altium Designer のインストール DVD を挿入するとインストーラ画面が表示されます。リストから Install Private License Server を選択します。
プライベートライセンス サーバーは、以前フローティング ライセンス サーバーと呼ばれていました。
Choose the command to install the associated software needed to implement a Private License Server.
自動的にインストーラ画面が表示されない場合は、インストール DVD 内の \Private License Setup\Setup フォルダにある Setup.exe ファイルをダブルクリックしてください。
Altium Designer Private License Server Setup ウィザードが表示されますので、各ページに従ってインストールを行ってください。
プライベート ライセンス サーバーのインストールは、セットアップ ウィザードに従って行います。
インストールが終了すると、サーバー ソフトウェア (サービス) が動作し、
アイコンが Windows System Tray に表示されます。
サービスの開始と停止
Windows の Services コンソール上でサービスの一時停止、停止や開始などの制御ができます。Windows の コントロール パネル から 管理ツール をダブルクリックし、サービス をダブルクリックしてコンソールにアクセスします。Altium Designer Private License Server をクリックし、制御してください。
Windows のサービス コンソールを使用してサービスの制御ができます。
アイコンを右クリックし、関連するメニューからサービスの一時停止や停止することも出来ます。
サーバーの初期設定
関連情報: セカンダリ (Redundant) プライベート ライセンス サーバーの追加
プライベートライセンス サーバーの設定は全て、Licensing ダイアログで行います。このダイアログは、Windows System Tray にある
アイコンをダブルクリックするか、もしくは、アイコンを右クリックし、Settings を選択することでアクセスできます。
プライベートライセンス サーバーの設定を行う Licensing ダイアログです。
プライベートサーバー ライセンスをアクティベートする前に、設定しているサーバーがプライマリかセカンダリか初期設定を行う必要があります。実際にライセンスファイルをコード化する際に反映されます。例えば、プライマリ サーバーとして設定を行い生成したライセンスファイルは、プライマリ サーバーとしてのみ使用可能です。同様に、セカンダリ サーバーで使用するライセンスは、セカンダリ サーバーとして設定してアクティベートする必要があります。
Licensing ダイアログのトップにある、server type にて選択してください。右上にある Setup ボタンをクリックし、server setup ダイアログにアクセスします。まず、Primary Server Setup ダイアログで、プライマリ サーバーの設定を行ってください。
プライマリ サーバーの初期設定例
Primary Server Setup ダイアログを使用し、デフォルトのままかポート番号を入力します。
必要に応じて ポート番号 を入力するか、不確かな場合は、デフォルトのままにします。セカンダリ サーバーの設定は、必要に応じてプライマリ サーバー設定後に Secondary Server Details を使用して行ってください。
サーバーの初期設定を行った後、ライセンスのアクティベーションを行う事ができます。
ライセンス アクティベーション (認証)
プライベート ライセンス サーバーは、ネットワーク上のコンピュータに利用可能なライセンスを提供します。ライセンス タイプは、プライベートサーバー ライセンスです。ライセンスを追加するために、最初にライセンスのアクティベートを行います。ライセンスのアクティベートを行うには、Licensing ダイアログの左下に位置する Activate ボタンをクリックします。
アクティベーションを行うには、Altium アカウントにサインインする必要があります。Account Sign in ダイアログが表示されましたら、サインイン クレデンシャルを入力してください。
サインイン前に Account Preferences ボタンを押し、Altium Portal Preferences ダイアログにアクセスすることでサインインの情報を定義しておくことができます。
プライベートサーバー ライセンスのアクティベーションを行う場合に、Altium アカウントにサインインする必要があります。
アカウントにサインインすると、Activate Licenses ダイアログが表示されます。このダイアログには、プライベート ライセンス サーバーで使用可能な全てのライセンスがリスト表示されます。
Activate Licenses ダイアログに、使用可能な全てのプライベートサーバー ライセンスがリスト表示されます。
それぞれのプライベートサーバー ライセンスについて、以下の情報が表示されます。
- Product Name – 使用可能な機能セットとリリースバージョンが表示されます。
- Activation Code – ライセンスのアクティベーションコードが表示されます。
- Activated – ライセンスのアクティベーション状態が表示されます。アクティベートされ、プライベート サーバーとして使用されている場合は、Used by me と表示されます。アクティベートが行われていない場合は、 - が表示されます。
- Expiry Date – ライセンスの満期日時を表示します。
- Status – ライセンスの状況を表示します。下記のいずれかの表示になります。
- OK – ライセンスの有効期限内で、使用できるライセンスがあります。
- Expired – ライセンスの期限きれです。
- No Seats Left – ライセンスは有効期限内ですが、現在、全てのライセンスが使用されています。
- Version – ライセンスのバージョンが表示されています。例えば、Altium Designer Summer 09 のプライベートサーバー ライセンスの場合は、S09 と表示されます。
ライセンスのアクティベートを行う場合は、ライセンスを選択し、Activate License ボタンをクリックするだけです。 一度アクティベートを行うと、Activated 欄は Used by me と表示が変わります。
ライセンス表示の左にある (+) シンボルをクリックし展開すると、ユーザや日付などアクティベーションの履歴が表示されます。
アクティベート (認証) されたライセンス例です。
必要ならライセンスのアクティベートが終了したら、OK をクリックします。アカウントをサインアウトし、Licensing ダイアログに戻ります。アクティベートされたライセンスは、ダイアログ内の License Usage 欄に自動的に追加されます。
アクティベーションを行うとプライベートサーバー ライセンスが自動的にプライベート ライセンス サーバーに追加されます。
それぞれのライセンス情報は、2つの項目を除いてアクティベーション時に表示されていた内容と同様です。
- Activated 欄がありません。アクティベートされたライセンスのみ表示されています。変わりに User Count には、同時に使用できるライセンス本数が表示されます。
- Version 欄では、そのライセンスでクライアントが使用可能な Altium Designer のバージョンが表示されます。
Altium Designer Summer 09 用のプライベートサーバー ライセンスは下記バージョンもサポートしています。
- Aliutm Designer Summer 09
- Altium Designer Witer 09
- Altium Designer Summer 08
- Altium Designer 6
ライセンスファイルのバックアップ
プライベートサーバー ライセンス用のライセンスファイル (*.alf) のバックアップをとっておくことで、サーバーからライセンスを削除してしまった場合に、アカウントにサインインし再アクティベートを行う必要がなくなります。
ライセンスファイルのバックアップをとるには、Licensing ダイアログの License Usage 上でライセンスを選択し、Save License Files ボタンをクリックするだけです。ライセンスファイルの保存先は、次のダイアログで指定します。
Altium Designer の各バージョン (S09、W09、S08、6) 用のライセンスファイルが4つ保存されます。
プライベートサーバー ライセンス ファイルのバックアップを取ることができます。
アクティベーション中、設定したプライベート ライセンス サーバーのタイプ (プライマリかセカンダリ) に従って、ライセンスファイルはコード化されます。プライマリーサーバー用にコード化されたライセンスファイルは、セカンダリサーバーで使用することは出来ません。同様にセカンダリサーバー用にコード化されたライセンスファイルは、プライマリーサーバーで使用できません。
プライマリー サーバー ライセンスのバックアップを取るには、プライマリー サーバーとしてライセンスのアクティベートを行い、プライマリーサーバー用にコード化された4つのライセンスファイルを保存します。次にセカンダリー サーバーとしてライセンスのアクティベートを行い、セカンダリ サーバー用にコード化された4つのライセンスファイルを保存します。
プライベート ライセンス サーバーへのライセンスの追加
プライベートサーバー ライセンスはアクティベーションを行う事で自動的にサーバーへライセンスファイル (*.alf) が追加されます。しかし、ライセンスファイルのバックアップを先行して行う事で、手動で追加することも可能です。例えば、インターネットに接続していない異なるマシンにサーバーを移管したり、ライセンスを削除してしまった場合に復帰させる場合などに使用できます。
バックアップしたライセンスファイルを追加するには、Licensing ダイアログの Add Licenses ボタンをクリックし、次のダイアログで
ライセンスファイルを指定するだけです。
Altium Designer Summer 09 のプライベート サーバー ライセンスは、4つのバージョンをサポートしています。4つの全てのライセンスファイルを追加する必要はありません。使用したいバージョンに対応した .alf ファイルのみ追加してください。License Usage の Version 欄では、使用可能なバージョンが表示されます。
バックアップしたプライベート サーバー ライセンスの追加例です。この例では、2つのライセンスファイルのみを追加しています。
プライベート サーバー ライセンスの削除
プライベートライセンス サーバーからプライベート サーバー ライセンスを削除するには、Licensing ダイアログの License Usage 欄にてライセンスを選択し、Delete License ボタンをクリックするだけです。確認のダイアログが表示されますので、Yes をクリックし、ライセンスを削除します。
サーバーからライセンスを削除する例です。
選択されたライセンスの関連する全てのライセンスファイルが削除されます。サーバーが使用中であるにもかかわらず、ライセンスが一つもない場合は、Licensing ダイアログで、"Please add license" が表示されます。
再度ライセンスを使いたい場合は、Add Licenses ボタンを使用し、.alf ファイルを追加し直すだけです。.alf ファイルのバックアップを取っていない場合は、Activate ボタンを押し、ライセンスの再アクティベートを行うだけです。再アクティベートを行う場合は、インターネットに接続し、Altium アカウントにサインインする必要があります。
インターネットに接続していないコンピュータ上のサーバー設定
プライベート サーバー ライセンスは、それぞれプライマリーとセカンダリ サーバーとして2つのコンピュータで使用できます。ただし、1つのライセンスでプライマリ設定を行った2つのサーバーで使用することはできません。エンドユーザライセンス使用許諾書 (EULA
) に従って使用してください。
プライベート サーバー ライセンス ファイルはバックアップを取ることができるため、移植性があります。例えば、インターネットに接続していないコンピュータへプライベート ライセンス サーバーを構築する際に有効です。以下に手順をまとめます。
- インターネットに接続されたコンピュータにプライベートライセンス サーバーをインストールします。サーバータイプを設定し、ライセンスのアクティベート (認証) を行います。
- 4つのライセンスファイルを保存します。
- インターネットに接続していないコンピュータにプライベートライセンス サーバーをインストールします。アクティベートを行ったコンピュータと同じようにサーバータイプを設定します。保存したライセンスファイルをコピーし、サーバーへ追加します。 (Licensing ダイアログの Add Licenses ボタンを使用します。)
- 元々アクティベートを行ったコンピュータ上のライセンスを削除します。また、ご希望によってプライベート ライセンス サーバーのアンインストールも実行できます。尚、エンドユーザライセンス使用許諾書 (EULA
) では、ライセンスの削除のみが必要と記載されています。
保存されたライセンスファイル (*.alf) は、アクティベーションを行う前に選択されたサーバータイプに基づいてコード化されています。使用したいサーバータイプに従ってアクティベートします。もし、プライマリーとセカンダリの両サーバーを作成する必要がある場合は、同時にインターネットに接続しないでください。両サーバータイプが必要な場合は、上記プロセスを繰り返します。
ライセンス使用の設定
詳細情報: プライベートサーバー ライセンス - ライセンス使用の設定
追加されたプライベート サーバー ライセンスをどのように使用するかの設定項目は、Security ダイアログ内で行います。ユーザの追加やグループの作成、ユーザのグループ指定などが含まれます。
ライセンス毎に設定を行います。Licensing ダイアログの License Usage にあるライセンスを選択し、Configure ボタンを押して順番に各ライセンスの設定を行います。サーバーに追加され、有効なプライベートサーバー ライセンスのみが有効になっています。
Security ダイアログを使用してライセンス使用の設定を行います。
デフォルトでは、一人のユーザが追加されている All Users のグループのみがあります。ユーザ名は、ワイルドカード
* で設定されており、ネットワーク上のユーザが有効なメンバーであることを意味します。アクセスできるユーザの管理や個別ユーザをグループに追加したい場合は、この All Users グループを削除してください。
クライアント アクセス
プライマリー プライベート ライセンス サーバーが設定されると、ローカルコンピュータにインストールされた Altium Designer からプライベート ライセンス サーバーにアクセスができ、サーバーによりライセンスの供給が可能になります。コンピュータにインストールされた Altium Designer はサーバーのクライアントになります。
Altium Designer 内の アカウント ページからサーバーのライセンスにアクセスします。Advanced License Configuration にある Private Server Configuration オプションの一つである Setup private license server オプションをクリックするだけです。Private License Server Setup ダイアログが起動します。ネットワーク上にある利用可能なプライマリーとセカンダリ サーバーが検出され表示されます。接続したいサーバーを選択し、OK をクリックします。
ネットワーク上に検出されたプライベート ライセンス サーバーをリストから選択します。
使用可能ライセンス には、プライベート サーバー ライセンスとして設定され使用可能なサーバーがリストされます。ライセンスを使用するには、ライセンスをクリックし、Use selected license オプションをクリックするだけです。
有効なプライベートサーバー ライセンスだけが表示されます。2回のクリックだけでライセンスを取得できます。
選択したライセンスの Used 欄は、Used by me に変更され、User Count 欄の数字が更新されます。
プライベートサーバー ライセンスを選択すると
使用しているライセンスの情報が更新されます。
ライセンス表示の左にある (+) シンボルをクリックし、展開するとどのユーザが使用中かなど個別のライセンスに関する詳細が表示されます。
ライセンスを解放するには、ライセンスを選択し、Release selected license オプションをクリックするだけです。
異なるプライベート ライセンス サーバーへ接続する場合は、現在使用中の全てのライセンスを解放します。その後、Setup private license server オプションをクリックします。検出された使用可能なプライベート ライセンス サーバーから Private License Server Setup ダイアログを使用して選択します。
ライセンス使用率の調査
詳細情報: [プライベートサーバー ライセンス - ライセンス使用率の調査]
サーバー側で、いくつかの方法を使用してライセンスの使用率を調べることができます。
- Licensing ダイアログの License Usage で特定のライセンスの使用率を調査できます。
- Licensing ダイアログで特定のライセンスを選択し、Configure ボタンをクリックします。起動した Security ダイアログでそのライセンスを使用しているユーザにチェックが入ります。
- 詳細なライセンス稼動記録を有効にすることによって確認できます。ログファイルは週単位で作成され、ログファイルを保管する期間を指定できます。
ライセンス使用のログファイルです。