マッピング

マッピングは、FPGA デバイス にデータを書き込むことで FPGA の物理的なピンとのインターフェースを可能にします。言い換える FPGA デザインを'外の世界'と相互に通信可能なことを意味します。マッピングにより内部のデジタル信号をピンに割り付け、基板上の FPGA 以外の領域と FPGA の論理が通信可能になります。マッピングの一つとして、IO 規格やドライブ能力、Slew rateなどピンのアナログ要素の設定もできます。

Altium Designer では、このマッピングの工程をポートコンポーネントやコンストレイントファイルの設定と使用により実行します。一つの FPGA デザインに対して複数のコンストレイントファイル(設定ファイル) を持たせることができ、異なるデバイスに対してそれぞれの制約ファイル (ピン配置の指定、クロック入力周波数設定、配置配線の制約)を定義できます。

図1. Desktop NanoBoard に接続されたドータボード上の物理的なデバイスにデザインをターゲット。マッピングの例では、ペリフェラルボード上のリソースと、
ターゲットデバイスの物理的なピンへのマッピングパスに関連した信号を示します。

カスタムボードへの移行

Desktop NanoBoard 用で FPGA デザイン (関連する組込みソフトを含む) の検証が終了すると市場に展開予定の製品へ移行する必要があります。

Altium では、自身のペリフェラルボードでカスタマイズできる Deployment NanoBoard があります。あるいは、カスタム PCB の解決策になります。deployment オプションは、コスト、市場への時間、ロジスティクス、形状や適合性の制約を含む範囲に影響を及ぼします。 

図2. 自身のカスタム PCB、または Deployment NanoBoard を使用してそのフィールドへ製品を移動。

さらに

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