ハードウェア アクセラレーション

ハードウェア アクセラレーションとは、ソフトウェアプロセスをハードウェア処理させることでデザインのパフォーマンスを向上させることです。複数の演算アルゴリズムは、ソフトウェアでコード化されデバッグされますが、並列処理が可能です。例えば、暗号化アルゴリズムやイメージ処理や信号処理などです。ソフトウェアとしては、これらの関数はプロセッサに大きな負担を与えてしまいます。しかし、FPGA デバイスでは、本質的に並列で複数の動作を同時に実行させる機能を実現することができます。その為、ソフトウェアで実現していた演算処理をハードウェア化し、プロセッサの負担を減らすことができます。

Altium Designer では、ハードウェア アクセラレーションを C-to-Hardware コンパイラ (CHC) を使用することで可能になります。それは、標準の ISO-C ソースコードから合成可能なハードウェアファイル (RTL) を作り出します。この RTL による記述は FPGA ハードウェアに変換されインプリメントされます。FPGA デザインの 'soft' プロセッサは、ASP (Application-Specific Processor) を使用してハードウェア機能を実現します。


図1. ASP コンポーネントのインターフェース


You are reporting an issue with the following selected text and/or image within the active document: