テストとデバッグ

デバッグは、期待通りのパフォーマンスと機能が実行できるかハードウェアデザインと組込みソフト ('soft' プロセッサ上で実行される) の動作を検証することです。デバッグは設計の中で非常に重要な工程であり、デバッグを効率的に行うことで結果として時間とお金の節約が可能になり、迅速に製品を市場投入できます。

仮想測定器

Altium Designer には、ハードウェアの検証機能として '仮想' 測定器が用意されています。仮想測定器は、ユーザ論理と接続し、FPGA デバイスに書き込みます。それにより、デザイン内部のノードを管理できるようになります。FPGA デバイスには仮想測定器を組み合わせて書き込むことができ、'live' にデバッグができる環境をご提供しています。

図1. FPGA 内部で仮想測定器を使用することで I/O のモニタと制御を行っています。

仮想測定器は、 \Library\Fpga\FPGA Instruments.IntLib ライブラリから呼び出し、FPGA 論理デザインに配置して使用します。

更に、 \Library\Fpga\Legacy Libraries\FPGA Legacy Instruments.IntLib ライブラリを使用することでレガシーの仮想測定器を使用することもできます。

その他のハードウェア モニタ ツール

仮想測定器に加えて、FPGA デバイスのピンのステータスをモニタできるツールやデザイン内のネットにプローブを配置する機能もあります。下記リンク先をあわせてご参照ください。

組込みソフトウェアのデバッグツール

ハードウェアのデバッグも重要ですが、プロセッサ上で実行させる組込みソフトウェアのコードをデバッグするのも非常に重要です。何故ならソフトウェアのコードこそが製品の機能の基礎になっているからです。

Altium Designer には、各32-bit プロセッサに対して on-chip デバッグ機能をご提供しています。組込みコードを実行中にメモリやレジスタの値をモニタ/変更が可能です。

図2. デバッグセッションを開始

さらに

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