Altium Designer の Preferences を管理

Altium Designer は Preferences ダイアログの Save と Load 機能を使用して Altium Designer 間の設定を移行することができます。設定を管理するこの機能は、Altium Designer 10で重要な向上となります。preference のロードは、全てを選択するか、または何も選択できないのどちらかでした。Altium Designer 10 ではロードする設定を選択してコントロールできます。

Altium Designer 10 では、より多くのコントロール機能と共に、インストールしたソフトウェアの以前の build から preference をインポートする機能を導入しています。最初に、新しい Altium Designer 10 をインストール後、起動時に以前にインストールしたバージョンの preferences 設定をインポートするかを確認します。(最後に開いたワークスペースやパネル位置等、以前のバージョンで作成した同じ画面設定も保持!) 

起動時に Preferences やユーザ設定をインポート

私たちは Altium Designer で作業したい点があると思います。インストールを終了しソフトウェアを起動してから、ワークスペースや preferences を希望の設定にします。例えば、あるパネルはグループ化しその他はポップアウトにします。更に便利にするためメニューやツールバーを調整し、次第に細かい設定を行います(例えば、preferences を希望の設定にしたり特定のオブジェクトのデフォルト設定を指定します)。簡単に作業環境を自身の希望通りに設定できます。多くのインストール作業を行っても希望のワークスペース画面を確認できます。一度、希望の環境に作成しても、他の誰かがインストールしたことにより気に入らない環境になる場合があります。最終的に、細かく特定の設定を行い、洗練されたエレクトロニクスデザイン ワークスペースを利用できます。 

次のバージョンのソフトウェアのインストールでは、preferences のコピーをロードすることで希望の設定を適用します。これは時々、困難な作業になり、ある設定を忘れる場合があります。Altium Designer Release 10 では、起動時に、コンピュータにインストールしたソフトウェアの以前のバージョンから preferences をインポートしたりユーザ設定をコピーする機能があります。素早くピットへ停止する Formula-1 ドライバーのように、次のバージョンのインストールでは希望の環境(以前のバージョンで設定した環境)にします。preferences を手動でロード、または希望の位置にパネルをドラッグして戻す必要はありません。既に設計を行う準備ができています!

この機能を使用するには、最新バージョンの Altium Designer を起動する時に表示される Import Settings ダイアログで Yes をクリックします。


新しいバージョンでも以前のバージョンと同じ設定にするため、以前のバージョンから preference とその他のユーザ設定をインポート! 新しい build が同じバージョン(例えば、AD10の2番目のbuild)である場合、ライセンスはコピーされます。古い build でアカウントにサインインしても、新しいbuild でサインインされます。

古いバージョンのいくつかの設定は特定で、インポートしたくないかもしれません。例えば、Altium Designerにあるライブラリを使用する場合、古いライブラリより新しいライブラリを使用したいと思うでしょう。どの設定をインポートするかコントロールしたい場合、オプションページのリストを表示するリンクをクリックします。ダイアログが拡張されオプションページが表示されます。そして、インポートするページを選択できます。 

例えば、installed libraries (Data Management>Installed Libraries) 、またはdefault locations (System>Default Locations) ページのチェックを外したいたいかもしれません。

Altium Designer の以前のメジャーバージョンからインポートする場合、新しいバージョンのライセンスを持っているか手動で確認する必要があります。

いつでも Preference をインポート

起動時に preferences をインポートする必要はありません。Preferences はその他の以前の build/バージョンからいつでもインポートできます。しかし、起動時にインポートする利点は、以前のインストール時の作業環境を初めから再現できる点です。後で preferences をインポートすることは、この環境を後から '取り戻す' だけです。

以前にインストールしたバージョンのソフトウェアから preferences をインポートするには、Preferences ダイアログ (DXP»Preferences) の下部にある ボタンをクリックします。コンピュータにインストールされた全ての以前の build/バージョンがメニューにリスト表示され、そのバージョンからインポートできます。


Preference は、現在のバージョンの個々の build、または以前のメジャーバージョンからインポートできます。

インポートしたい build をクリックします。どの設定をインポートするか選択できる Import Settings ダイアログが表示されます。選択した設定をインポートするには Yes をクリックします。

Preference の保存

preference は、Preferences ダイアログの下部にある SaveLoad ボタンを使用して保存、ロードできます。Save をクリックすると、ファイルを保存するために指定するよう尋ねられます。preference は圧縮されたフォーマットで保存されます。Load をクリックすると、Altium Designer の設定をどこからロードするか preference ファイルを選択するために尋ねられます。preference ファイルを選択した後、どの設定をインポートするか選択できます。選択した設定をインポートするには Yes をクリックします。 
 
 
 

Altium Designer 10 の最初のバージョンでは、オプションページのみが preference をインポートするために実行されていることに注意してください。多くのページは将来的なバージョンで実行されるでしょう。

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