Altium Vault サーバのブラウザベースの管理

 

Parent articleAltium Vault Technology

 

このページでは、ブラウザベースで従来の Altium Vault サーバを利用するための情報が含まれています。ブラウザベースで最新の Altium Vault を利用する方法については、Browser-based Access and Management of an Altium Vault をご覧ください。

Altium Vault サーバのみ、ブラウザベースのインターフェースからも(vault の URL を入力して)接続できます。ブラウザインターフェースでは、フォルダ定義を含む vault content の操作を制限したり、vault のアクセス権を管理できます。これにより、設計者以外の人が、リリースした特定の Item Revision のデータを閲覧、ダウンロードしたり、 vault データを管理、維持できます。

Vault の利用

Altium Vault サーバを利用するには、外部の Web ブラウザを使用して以下のフォーマットで vault のアドレスを入力します:

http://<ComputerName>:<PortNumber>/console

(例えば、デフォルトのポートを割り当てた Altium Vault サーバの場合、http://jhowiehome:9780/console です)。Sign-in ページが表示されます。 

Altium Designer から接続するために使用した vault のクレデンシャルと同じクレデンシャルを使用して、ブラウザインターフェースからサインインします。 

管理者は、デフォルトの admin ユーザを vault に関する全般的な項目に残すことができる一方、First NameLast NameUsername を企業に関連する名称へ変更することは良い方法です。また、デフォルトのパスワードを admin から管理者のみが知っているものに変更することは良い方法です。そうでないと、全員が管理者として vault へアクセスできてしまいます!

外部の Web ブラウザから Altium Vault サーバを利用。

インターフェースは 3 つのページに分かれており、そこで閲覧、管理できます:

  • Users
  • Groups
  • Vault Structure (フォルダレベルの共有権限を含む)

全てのユーザは vault 構造、ユーザ、グループを閲覧でき、管理者権限を持つユーザのみユーザのアクセス権(ユーザやグループの管理)を変更できます。vault 構造に関して、管理者はトップレベルフォルダ、サブフォルダの作成や、フォルダを編集・共有・削除できます。管理者以外は、サブフォルダを作成できますが、トップレベルフォルダを作成できません。また、自身で作成したサブフォルダのみ編集、共有、削除できます。

Users

Altium Vault サーバへアクセスするためのユーザ管理は、vault の管理者が Users ページから行います。ユーザは、vault へアクセスする必要がある人です。

vault へアクセス、を使用するために多くのユーザを登録するかもしれませんが、同時に接続できるのは購入したライセンス数までです。この数は、Altium Vault サーバへ接続するために必要なライセンスを購入する時に指定します。それは、vault ライセンスのライセンス認証によって生成されたライセンスファイル (*.alf) で決まります(その人数のみが同時に vault へアクセスできます)。

同じユーザは、同時に別の方法(例えば、Altium Designer から接続するのと、外部の Web ブラウザからサインインして接続)で Altium Vault サーバへアクセスできます。これは、ライセンス認証の観点から 1 つの接続としてみなされます。

ブラウザインターフェースの Users ページから、Altium Vault サーバへアクセスする人の 'データベース' を作成。

全てのユーザは、デフォルトでリスト表示されます。リスト内の各ユーザには、以下の情報が表示されます:

  • Type – vault の管理者 ()、または標準のユーザ/管理者でないユーザ () としてアイコンが表示されます。 
  • 姓名を含むフルネーム。
  • ユーザ名。

また、ユーザが vault の管理者(Administrators グループのメンバー)である場合、右に  アイコンが表示されます。

リストの右上のコントロールで、ユーザをグループ化、ソートできます:

  • Group By – 特定の基準でユーザをグループ化するには、このオプションを使用します。2 つのオプションを利用できます: Group (属するグループに従ってユーザを整列); None (グループでない、1 つのリストに表示されたユーザ)。
  • Sort By – 特定の基準でユーザをソートするには、このオプションを使用します。2 つのオプションを利用できます: Name (フルネームでアルファベット順(昇順)にソート); Username (ユーザ名でアルファベット順(昇順)にソート)。

特定のユーザを素早く見つけるには、Filter 欄を使用します。この欄は、標準の検索欄と同様です。ユーザのフルネーム、またはユーザ名(または、その一部)を入力して Enter を押すか、または虫眼鏡アイコンをクリックします。ユーザのリストが検索され、検索されたユーザがリスト表示されます。

このトップレベルで、新しいユーザを追加、または既存ユーザを編集、または削除できます。

従来の Satellite Vault から Altium Vault サーバへデータを移行する時、AltiumLive クレデンシャルを持っているユーザは、vault へアクセスするユーザのリストに追加されます。同様に、他の人が作成したソース Satellite Vault に Item がある場合、それに応じて追加ユーザが作成されます(AltiumLive ログインクレデンシャルに基づいた)。これらのユーザは、最初は管理者になりません。

ブラウザインターフェースや、Home ページ (View » Home) 下の Users 画面を使用して、Altium Designer 内から直接、Altium Vault サーバのユーザを閲覧、管理(許可されている場合)できます。

新しいユーザの追加

vault へアクセスするための新しいユーザを追加するには、ページの左上にある Add User ボタンをクリックします。連絡先の詳細、ログインクレデンシャル、ユーザのグループメンバーシップを指定する画面が表示されます。

新しいユーザを追加するためにクリックした時、ユーザやグループメンバーシップを指定する画面が表示されます。

ユーザの詳細を指定します。以下は、入力必須欄です(赤色のアスタリスクで表示されます):

  • First Name
  • Last Name
  • Username
  • Password

UsernamePassword は、vault へアクセスするためのユーザのログインクレデンシャルになります。

必要ならば、メンバーにするグループを指定します。ユーザが管理者権限を持つ必要がある場合、Administrators の項目の隣にあるボックスへチェックを入れます。必要な項目を入力したら、Add ボタンをクリックします。新しいユーザが作成され、Altium Vault サーバへアクセスできるユーザのリストに追加されます。

新しいユーザの詳細を入力して、必要に応じて、1 つ、または複数のグループへ割り当てます。それから、Add をクリックします。

既存ユーザと同じ Username のユーザは追加できないようになっています。

既存ユーザの編集

リスト内にある個々のユーザのフルネームをクリック、または右にあるドロップダウンから Edit コマンドを使用すると、ユーザの詳細が表示されます。必要に応じて、ユーザの連絡先の詳細、ログインクレデンシャル (UsernamePassword)、グループの割り当てを変更します。

ユーザを表示し変更。

修正したら、Apply ボタンをクリックして変更を反映します。

忘れたパスワードの変更

管理者でないユーザは、vault へアクセスするユーザを見れるだけです。詳細情報は変更できません。そのため、パスワードを忘れた場合、パスワードを 'リセット' するために vault の管理者(Administrators グループのメンバーであるユーザ)になる必要があります。これは、以下が可能な管理者を意味します:

  • ユーザの詳細を表示、Password 欄に新しいパスワードを入力。
  • Apply をクリックして変更を適用。
  • ユーザへ新しいパスワードを連絡。

ユーザは自身でパスワードを変更できません。そのため、管理者へ事前に必要な(覚えておける!)パスワードを伝えておくのが良いかもしれません。

ユーザの削除

ユーザを削除するには、右にあるドロップダウンから Remove コマンドを使用します。削除を続行するか確認ダイアログが表示されます。続行する場合、OK をクリックします。その後、vault のユーザ データベースからユーザが削除されます。そのユーザは、vault へアクセスできなくなります。

ドロップダウンを使用して既存ユーザを削除。

削除の動作は元に戻せません。誤ってユーザを削除した場合、新しいユーザを追加するのと同じ方法でユーザを追加する必要があります。

Groups

Altium Vault サーバのグループの管理は、Groups ページから行います。グループは、例えば、組織の特定の部門、または設計チームに従ってユーザをまとめることができます。グループは合理化して vault content を共有できます。

同じユーザが、複数の Groups のメンバーになれます。

ユーザの特定のグループ(または、'メンバーシップ')を作成。

リスト内の各グループには、以下が表示されます:

  • タイプ – システムグループ ()、または標準のユーザが作成したグループ () としてアイコンが表示されます。
  • グループ名。
  • メンバー数 – このグループに属するユーザ数。

また、ブラウザインターフェースへサインインしたユーザのために、グループ名の右に アイコンが表示されます(現在、属するグループを表します)。

1 つのシステムグループ – Administrators – は、デフォルトで Altium Vault サーバに定義されています。このグループは、グループのメンバーへ管理者権限を与えます。このグループのメンバーは、vault への完全なアクセス権があります(ブラウザインターフェースからユーザアクセスや vault 構造を管理する機能を含む)。

特定のグループを素早く見つけるには、Filter 欄を使用します。この欄は、標準の検索欄と同様です。グループの名称(または、その一部)を入力して Enter を押すか、または虫眼鏡アイコンをクリックします。グループのリストが検索され、検索されたグループがリスト表示されます。

このトップレベルで、新しいグループを追加、または既存グループを編集、削除できます。

ブラウザインターフェースや、Home ページ (View » Home) 下の Users 画面を使用して、Altium Designer 内から直接、Altium Vault サーバのグループを閲覧、管理(許可されている場合)できます。

新しいグループの作成

新しいグループを作成するには、ページの左上にある Add Group ボタンをクリックします。グループ(名称とメンバー)を定義するための画面が表示されます。

新しいグループを追加するためにクリックした時、グループやメンバーを指定するための画面が表示されます。

新しいグループの名称を入力するには、Group Name 欄を使用します。例えば、これはメンバーが実行したタスクの名称になるかもしれません。これは、赤色のアスタリスクで表示された入力必須欄です。

Members 領域は、グループのメンバーを定義(ユーザを構成)する場所です。これは、グループを作成する時、または後でグループを編集して行います。グループのメンバーとしてユーザを追加するには、Add Member 欄内をクリックし、フルネーム(名姓)、またはユーザ名を入力します。入力すると、vault へアクセスできる既存ユーザの名前がドロップダウンリストに表示されます。目的のユーザをクリックします。

名前を入力すると、検索フィルタにより目的のユーザを素早く指定できます。

この方法でユーザを更に追加します。その欄からユーザを削除する必要がある場合、ユーザ名のボックスの右にある小さい x をクリックします。全てのユーザを入力したら、Add ボタンをクリックします。新しいグループが追加されます。

名前とメンバーを定義して Add をクリックし、グループを作成。

同じ名前の 2 つのグループは作成できません。

新しいグループを追加したら、新しいユーザを追加、または既存ユーザの情報を編集する時、ユーザをメンバーにできるグループのリストでそれを利用できます。

既存グループの編集

リスト内のグループ名をクリック、または右にあるドロップダウンから Edit コマンドを使用して、グループの詳細を表示できます。グループ名と/またはユーザ メンバーシップを変更します。

グループを表示し変更。

全て修正したら、Apply ボタンをクリックし変更を反映。

グループに関するメンバーのリストからユーザを削除するには、Member のチェックボックスのチェックを外します。変更が適用されリストから削除されます。

システムグループ Administrators は、名称を変更できません。しかし、他のユーザが作成したグループや、このグループのメンバーを管理できます。

グループの削除

グループを削除するには、右にあるドロップダウンから Remove コマンドを使用します。削除を続行するか確認ダイアログが表示されます。続行する場合、OK をクリックします。その後、グループは削除されます。

ドロップダウンを使用して既存グループを削除。

削除の動作は元に戻せません。誤ってグループを削除した場合、新しいグループを追加するのと同じ方法でグループを追加する必要があります。尚、システムグループであるAdministrators グループは削除できないことに注意してください。

Vault 構造

Vault ページでは、Altium Vault サーバの構造へアクセスできます。ここから、vault 内のフォルダや Item を閲覧できます。ブラウザインターフェース内から Item を作成、編集、削除できませんが、フォルダを作成、編集できます。そのため、Altium Designer から vault へ接続しないで vault の構造を構築できます。

vault の構造を閲覧、定義。

リスト内の各フォルダには、以下の情報が表示されます:

  • フォルダ名。
  • フォルダが作成された、最後に更新された日時。
  • フォルダを作成した(または、最後に更新した)ユーザ。あなたが作成した/更新したフォルダについては、vault のブラウザインターフェースへサインインしている時、この項目は 'You' と表示されます。

また、サインインしている時、フォルダを作成、または修正する場合、そのフォルダの名称の右に  アイコンが表示されます。

フォルダ名をクリックすると、下階層のサブフォルダが表示されます。フォルダ内の Item 名をクリックすると、Item の詳細ページが表示されます。また、Item のタイプに依存してリリースしたドキュメントをダウンロードできます。

vault へリリースされている Item を閲覧。

フォルダのcontentを閲覧している時、ページの右上にある Sort By コントロールは、以下の様々な方法でサブフォルダ、または Item をソートするために使用できます:

  • Name – フォルダ名(または、Item ID)でアルファベット順(昇順)にソートします。
  • Date – 作成した/更新した日付(最新から最も古い順)でソートします。
  • Description – フォルダ(または、Item)の説明に関して、アルファベット順(昇順)にソートします。
  • Comment – Item のフォルダに関する Item Comment 欄でアルファベット順(昇順)にソートします。

親フォルダレベルで、新しいサブフォルダを追加、または既存のサブフォルダを編集、共有、削除できます。最上位レベルで、vault のトップレベルフォルダを追加、編集、共有、削除できます。実行できることは、以下のようにアクセス権に依存します:

  • Administrators – トップレベルフォルダやサブフォルダを作成、編集、共有、削除できます。
  • Non-Administrators – サブフォルダを作成できますが、トップレベルフォルダは作成できません。また、自身で作成したサブフォルダを編集、共有、削除できます。

構造内から既存フォルダ(または、それに関する item)を移動できません。これは、Vaults パネル インターフェースを介して、vault と直接、接続して、適切な権限を持っている場合のみ行えます。

ブラウザインターフェースや、Home ページ (View » Home) 下の Vaults 画面を使用して、Altium Designer 内から直接、Altium Vault サーバの構造を閲覧、管理できます。Altium Designer から vault へ直接、接続する場合、他の vault 管理機能を利用したり Item 自体を作成、管理できるので、Vaults パネルはより優れたインターフェースとなります。

新しいフォルダの追加

vault 構造内で新しいフォルダを作成するには、左上にある New Folder ボタンをクリックします。フォルダの名称、タイプ、内容説明を入力する画面が表示されます。

新しいフォルダを追加するためにクリックすると、フォルダの詳細情報を指定するための画面が表示されます。

Folder Name 欄を使用して、フォルダの名称を入力します(その中に保存する Item に関連した名称にするかもしれません)。

Folder Type 欄を使用して、フォルダの目的(content のタイプ)を指定します。以下の表は、vault で使用できるフォルダタイプの概要です。フォルダタイプはいつでも変更できます。

フォルダタイプ

コード

目的

altium-component-library

CMPL

リリースした Component Item を含めるために使用します。

altium-component-management-zone

CMZ

Component Item のサブフォルダ(Component Item に関連する domain model Item を保存します)。

altium-design-content-zone

DCMZ

再利用できる design content Item のサブフォルダ(回路図シート、テンプレート、サンプルデザインを保存します)。

altium-managed-sheet-catalog

SSC

リリースした Schematic Sheet Item を含めるために使用します。

altium-part-choice-list

PCLT

リリースした Part Choice List Item を含めるために使用します。

altium-pcb-component-library

PCBCL

リリースした PCB Component Model Item を含めるために使用します。

altium-production-release-zone

PRZ

PCB production data Item のサブフォルダ(Blank Board や Assembled Board を保存します)。

altium-schematic-template-catalog

STC

リリースした Schematic Template Item を含めるために使用します。

altium-symbol-library

SSL

リリースした Schematic Symbol Item を含めるために使用します。

generic-folder

GEN

内容説明の content(リリースした一般的な Item)を含めるために使用します。

Folder Type プロパティは、フォルダの内容と関係ありません。vault で特定の content を閲覧する時に、フォルダ内に何が保存されているか見分けることができるだけです。

Folder Description 欄を使用して、フォルダの内容説明(contentの説明)を入力します。

必要に応じて、フォルダの属性を定義して、Add ボタンをクリックします。vault 構造に新しいフォルダが追加されます。

フォルダ プロパティを定義して Add をクリックし、作成された新しいフォルダ。

同じディレクトリに同じ名称でフォルダを作成できません。

管理者でないユーザはサブフォルダを作成できますが、トップレベルフォルダは作成できません。

既存フォルダの編集

既存フォルダのプロパティを修正するには、フォルダの項目の右にあるドロップダウンから Edit コマンドを使用します。フォルダの名称、タイプ、内容説明を変更できる画面が表示されます。

Sharing Settings 画面を表示するには、Folder Description 欄の下にある Sharing コントロールを使用します。そこから、フォルダのアクセス権を修正できます。詳細については、Folder-Level Sharing をご覧ください。

フォルダの詳細情報を表示し変更。

必要に応じて、修正したら Apply ボタンをクリックし変更を反映します。

管理者でないユーザは、自身で作成したフォルダのプロパティのみ修正できます。

フォルダの削除

空のフォルダを削除するには、右にあるドロップダウンから Remove コマンドを使用します。削除を続行するか確認ダイアログが表示されます。続行する場合、OK をクリックします。その後、フォルダが削除されます。

フォルダを削除するには、あらかじめ空にしておく必要があります。空のサブフォルダが含まれている場合、それらを最初に削除します。フォルダにリリースした Item が含まれている場合、ブラウザベースのインンターフェースから削除できません。Item を最初に削除する必要があります(Item の削除は、Vaults パネルのインターフェースからのみ可能です)。

ドロップダウンを使用して既存フォルダを削除。

管理者でないユーザは、自身で作成したフォルダのみ削除できます。

削除の動作は元に戻せません。誤ってフォルダを削除した場合、新しいフォルダを追加するのと同じ方法でフォルダを追加する必要があります。

フォルダレベルの共有

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Altium Vault サーバには、vault フォルダを '共有'(vault content へ容易に接続)する機能が含まれています。vault フォルダを共有することによって、vault 内のデザイン content を分割して他の人と共有できます。vault 内のフォルダは、様々なレベルで(フォルダを視覚的に判断するのと、フォルダへアクセスするための安全性を定義して)共有できます。これにより、同じ企業内の誰かが content を見たり変更できるように、それにアクセスする個人、またはグループを厳密に管理できます。

フォルダレベルのアクセス権を設定して、vault の管理者は、vault 内の何の content を誰が見れるか、また他のユーザがフォルダやその content を見たり編集(効果的に設計データをリリース)できるかどうかコントロールできます。1 つの vault は様々な content の 'zones' へ分割できますが、権限をコントロールして、適切な人が適切なデータへアクセスできるように、content を表示、または非表示にできます。

管理者レベルの権限で、全ての vault content を見たり管理できます。vault へ接続した時、共有した vault のユーザ(管理者以外)は、共有したフォルダのみ(ユーザがアクセスする権利がある)アクセスできます。

フォルダを共有するには、フォルダの項目の右にあるドロップダウンから Share コマンドを使用します。Sharing Settings 画面が表示されます。そこから、フォルダのアクセス権を修正できます。

Sharing Settings 画面は、フォルダを編集する時の Sharing コントロールをクリックしても表示できます。

vault のブラウザベースのインターフェースからフォルダレベルの共有を設定。

共有では、ユーザ、またはユーザのグループを追加し、権限を設定して、'見れるログインユーザ'、'変更できるログインユーザ'、より個人的になるよう設定できます。この方法で、フォルダへリリースしたデータを 共同作業 できる人や、フォルダのデータを見ることのみ(Read-only 権限)可能な人をコントロールできます。

管理者でないユーザは、自身で作成したフォルダのみ共有できます。

Vault 構造のナビゲート

下図でハイライト表示し、その後に説明したような様々な方法で、ブラウザインターフェースから Altium Vault サーバ内の content をナビゲートできます。

vault content をナビゲートする様々な方法。

 

  1. 見たい content のフォルダ名をクリックします。
  2. ページの上にある breadcrumbs を使用します。ここには、現在、閲覧するフォルダの階層パスが表示されます。フォルダへ直接、ジャンプしフォルダ内を閲覧するには、パスをクリックします。
  3. 検索機能を使用します。Item の ID、Comment、Descriptionに基づいたキーワードを入力して、Enter を押すか、または虫眼鏡アイコンをクリックします。vault 全体がスキャンされ、検索結果がリスト表示されます。

 

追加

 

 

最新の Altium Vault サーバでは、ブラウザベースのインターフェースから vault を管理する機能を改善しました。この改善は、外部の web ブラウザ、または Altium Designer の Home ページのどちらからでも利用できます。

 

全てのユーザは、vault のブラウザベースのインターフェースからユーザやグループを閲覧できます。そして、管理権限を持つユーザのみ、ユーザアクセス権(ユーザやグループの管理)を変更できます。

Vault を利用しているユーザの表示

現在、どのユーザが vault を利用しているかは(Altium Designer、または外部の web ブラウザから)、ブラウザインターフェースの Users ページから確認できます。これは、グループアイコン () の左にアイコンとして表示されます。

vault を利用している人を確認できることで、vault の管理者は、適切なユーザがライセンスを使用できるよう容易に管理できます。全てのライセンスを使用している場合、必要に応じて、ライセンスを購入して、 Altium Vault サーバへ同時に接続する人数を増やすことができます。ライセンスを追加購入しない場合、管理者が強制的に ユーザをログアウトする 機能があります。

 

現在、どのユーザが vault を利用しているか素早く確認。

アイコンに、vault を利用している状態が反映されます。以下のいずれかになります:

 – 現在、vault へログインしています。

 – 現在、vault へログインしていません。

ユーザをログアウトする機能

Altium Vault サーバの管理者は、vault へログインしているユーザを強制的にログアウトできます(もちろん、ユーザ自身は別として!)。これにより、追加ライセンスを購入できない場合、他のユーザへ割り当てるためにライセンスを解放できます。これを行うには、ブラウザインターフェースの Users ページでユーザを指定し、右にあるドロップダウンから Logout コマンドを使用します。削除するかどうかの確認ダイアログが表示されます。OK をクリックします。この後、そのユーザは vault からログアウトされ、アイコンは  から へ変わります。

vault の管理者 (Administrator) が、vault を利用している他のユーザ (Neal Geneare) をログアウト。

ユーザのグループメンバーシップを表示

ユーザのグループメンバーシップは、ブラウザインターフェースの Users ページから素早く確認できます。これを行うには、目的のユーザのグループメンバーシップ アイコン 上にカーソルを置きます。現在、ユーザが属する全てのグループがポップアップに表示されます。

ユーザが属するグループを素早く表示。

Windows Authentication の対応

vault を利用する時、Altium Vault サーバは、2 つのモードのユーザ authentication を対応しています:

  • Built in – これは、vault 自体の Identity Service (IDS) により利用できます。ユーザは、vault の管理者から受け取ったクレデンシャルを入力して vault を利用できます。
  • Windows – Windows Domain Authentication を使用します。ユーザは、Windows ログイン クレデンシャルを入力して vault を利用できます。

最初にブラウザベースのインターフェースから vault へユーザを追加する時、authentication のモードを設定します。これは、後からでも切り換えできます。

 

Windows authentication は、ドメインに属する PC にインストールした Altium Vault サーバでのみ利用できます。

モードは、Authentication 欄で指定します。デフォルトは、Built in モードです。Windows Domain Authentication を使用するには、この欄をクリックし、ドロップダウンから Windows を選択します。

Windows Domain Authentication を使用するために、ユーザアクセスコントロールを切り換え。

UsernamePassword の欄は、UsernameDomain に変わります。Domain 欄には、その PC のドメイン名が入力されています。Username 欄に、Windows ログインのUsername を入力します。

Windows authentication を使用する時、Domain は、入力されています。Windows ログイン クレデンシャルの Username を入力するだけです。

 

Windows Domain authentication 中、ユーザは、会社の Windows ネットワーク管理を使用して外部から管理する必要があります。ユーザ名とパスワードの整備(や発行)は、Windows ネットワーク管理者が扱います。Windows Domain Username を変更した場合、vault 側でもこれを更新する必要があります。これを行わないと、vault へ接続できません。

 

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