Vault の検索

 

次第に、多くのデータ(コンポーネント、管理されたシート、完成したデザインを含む)が Vault に保存されていきます。Vault 内の Item を見つけるには 2 つの方法がありフォルダ構造から閲覧するか、検索する方法です。Altium Designer 13.2 では Vault 検索機能が更新され、グループ化、表ベースのフィルタ、Filter パネルを使用できます

検索の実行

Vault 内の検索を行うには、下図のように Vaults パネルの右上にある Search 欄に検索文字を入力します。 

検索文字を検索欄に入力して Enter を押すか、または Search ボタンをクリックします。 

複数の単語を Search 欄に入力する場合、FirstWord AND SecondWord のように論理的な AND を含める必要があります。 

欄の表示をコントロール

検索を実行した時、検索結果には検索された Item の全てのパラメータが表示されます。特定の欄の表示を有効、または無効にするには、下図のように欄のコントロールボタン をクリックし、表示したくない欄を無効にします。 

 検索結果の欄を非表示、または表示。 

検索結果をグループ化

検索結果は、欄の項目に基づいてグループ化できます。これを行うには、欄のヘッダをクリックしたまま Drag a column header here to group by that column の文字の上にドラッグアンドドロップします。 

例えば、下図はライフサイクルの State でグループ化された状態を示します。これは、欄内に異なる値がある時、それらの値ごとに分割された検索結果です(この場合、For ProductionNew From DesignReleased の 3 つのグループが作成されます)。欄のヘッダをネストしてグループの階層を作成できることに注意してください。

欄内の値に基づいて検索した結果をグループ化。3 つの State でグループ化。 

欄ベースのフィルタ

Excel のスプレッドシートのように、検索結果を各欄の内容でフィルタ表示できます。これを行うには、下図のように欄のヘッダ上にカーソルを置き、小さい煙突(フィルタ)アイコンを表示してからそのアイコンをクリックします。  

チェックボックス付きの値(その欄にある値)が含まれたメニューが表示されます。検索結果を減らすには、必要なチェックボックスのみを有効にします。  

 Excel のスプレッドシートのように、表示する欄の値をコントロールして検索結果をフィルタ表示できます。 

欄のフィルタを適用した時、フィルタアイコンは青色で表示されます。これは、この欄に基づいて適用されたフィルタがあることを示します。欄ベースのフィルタでは、複数の欄の複数のチェックボックスを使用できます。 

欄のカスタムフィルタ

下図に示すように、現在の欄のフィルタは検索結果の下部に表示されます。この例は、欄のフィルタから作成したカスタムフィルタ State = Released AND Comment = OSRM-R976-2 に基づいたフィルタを示します。 

 現在の欄のフォルタは、検索結果の下部に表示されます。それを修正するには、Customize をクリックします。 

現在のカスタムフィルタを修正するには、下図のように Customize ボタンをクリックし Filter Builder ダイアログを開きます。operator と tested value は、Filter Builder で編集できます。これにより、複雑なフィルタを作成できます。 

Tolerance と State に基づいてフィルタ表示された検索結果。operator と tested value は Filter Builder で編集できます。 

フィルタ Operator

別の operator を選択するには、Filter Builder ダイアログの operator をクリックします。 

必要な operator を選択。 

フィルタの保存

よく使用するフィルタを保存、再利用できます。これは、Filter Builder ダイアログで行います。.flt ファイルとして現在のフィルタを保存するには、Save As ボタンをクリックします。以前に保存したフィルタを再ロードするには、Open ボタンをクリックします。  

最近使ったフィルタの履歴

検索で使用したフィルタの履歴を確認できます。履歴を表示するには、最近使った履歴リストのボタンをクリックします。新しい検索が実行されると、履歴リストはクリアされます。

最近使ったフォルタの履歴リストからフィルタを再読み込み。 

検索フィルタの適用

Vaults パネルには 検索フィルタ 欄(検索結果が表示されると表示できます)があります。その欄を表示するには、下図のように ボタンをクリックします。 

 検索フィルタ欄を表示し、素早く検索結果をフィルタ表示。 

検索フィルタ 欄では、素早く容易に検索結果をフィルタ表示できます。フォルダのチェックボックスを有効にし Apply ボタンをクリックします。 

検索フィルタ欄には、以下の 3 つのデフォルトフォルダがあります:

  • Folder - ここには、検索結果にある全てのフォルダ名がリスト表示されます。これにより、Vault 内のフォルダを容易に検索できます。 
  • LifeCycle - 検索された Item のライフサイクル状態。 
  • ContentType - 検索された Item の content タイプ。例えば、Sch SymbolPCB ComponentUnified Component。 

検索フィルタ 欄には、検索された Item の各パラメータに関するフォルダが含まれています。それには、検索に使用する Comment、または Description 欄(Item ごとに固有なため、更なるフィルタとして使用できません)は含まれません。

フィルタの組み合わせによっては検索結果が得られないことを認識することは重要です。例えば、Vault にリリースしたシンボルはあるがリリースしたコンポーネントが無い時に ReleasedComponents を有効にする場合。これは、各チェックボックスを有効にした後、 Apply をクリックして回避できます。 

 

 

 

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