コネクションラインの色をコントロール

 

各ネットの様々なノードを加えるコネクションラインは、ボードで配線する時のガイドとなるため、配線プロセス中、非常に重要です。デザインを最初に移行した時、コネクションラインにはデフォルト色(後から編集できます)が反映されます。

コネクションラインの色を変更

配線プロセス中、ネットを見やすくするための簡単な方法は、コネクションラインの色を変更することです。これを行なうには、PCB パネルでネット名をダブルクリックし Edit Net ダイアログを開きます。そこで、コネクションラインの色を編集できます(パネルを Nets モードに設定します)。複数のネットの色を変更するには、PCB パネルでネットを選択してから PCB Inspector でネットの色を編集します。

  

パネルでダブルクリックし、ネットのコネクションラインの色を編集、または Inspector を使用して複数のネットの色を編集。

レイヤ色を使用してコネクションラインを表示

個々のネットに関するコネクションライン色を設定するのと同様に、コネクションラインが接続されるスタート、ストップレイヤの色を使用してコネクションラインを表示できます。これらのコネクションラインは、スタート、ストップレイヤの色を使用して破線で表示されます。この機能は、配線するレイヤを容易に判別できるので、multi-layer ボードを配線する時に理想的です。この破線の色は、あるレイヤから他のレイヤへ接続するネットのみに適用され、コネクションのスタート、ストップが同じレイヤの場合、定義した色が保持されることに注意してください。 

この機能を使用するには、下図のように(拡大するにはクリックします)、View Configurations ダイアログの View Options タブにある Use Layer Colors for Connection Drawing オプションを有効にします。

コネクションラインは、View Configurations ダイアログで設定したレイヤ色で表示できます。

下図は、シングルレイヤモードで表示したボードの同じ領域を示します。左の図は Top Layer、右の図は Bottom Layer で表示した状態です(拡大するにはクリックします)。

 

multi-layer ボードの異なるレイヤ間で接続されるコネクションラインの例(シングルレイヤモードで表示)。

シングルレイヤモードでコネクションラインを表示

multi-layer ボードは視覚的に密集しており、配線作業等が難しくなります。これを改善するために、Shift+S のショートカットを押して、シングルレイヤモードへレイヤ表示を容易に切り換えることができます。通常、作業する時、現在のレイヤのスタート、またはストップでないコネクションラインは、そのレイヤに関連しないと認識されるため表示されません。コネクションラインを常に表示するには、下図のように(拡大するにはクリックします)、View Configurations ダイアログの View Options タブにある Show All Connections in Single Layer Mode オプションを有効にします。

シングルレイヤモードでコネクションラインの表示をコントロール。
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