使用するベンダツールをプリファレンスで指定する機能

Altium Designer の以前のバージョンでは、最新のベンダツールと想定されたソフトウェアが自動で Build 段階中に使用されるようになっていました。しかし、Xilinx ISE の後継となる Xilinx Vivado に対応するため、この機能は活用できなくなりました。その理由は、Vivado は最新のシリーズ-7 Xilinx デバイスのみサポートするためと、Xilinxの最新のツールを使用するよう想定するためです(Altium Designer で利用できない以前のデバイスファミリや世代を効果的に使用しないようにするためです)。

この状況を考慮するため、Altium Designer 14.0 では各ベンダのどのツールチェーンを使用するか選択できます。これにより、ベンダツールの様々なバージョンがインストールされている PC を考慮し、設計者が自由にコントロールできます。

ベンダツールチェーンの選択は、Preferences ダイアログの FPGA – Place & Route ページで行います。各ベンダとサポートされたツールのバージョンがリスト表示されます。また、ソフトウェアは現在、インストールされているツール(とパス)を検出します。

Place & Route 中に使用するベンダツールを、システムプリファレンスで指定。

各ベンダのどのツールを使用するか選択するには、Use 欄を使用します。デフォルトで、<Latest Installed> が選択されています(緑色のチェックアイコン () で示されます)。これは、ベンダの最新のツールが常に使用されることを意味します。別のツールを指定するには、Use 欄の をクリックし に変更します。

32- と 64-ビットバージョンの両方のベンダツールがインストールされている場合、Use x64-bit version if available オプションを有効にして、後者を使用するよう指定できます。

 

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