ビアシールド
Altium Designer でビアシールドを配置するには、メニューから Tools » Via Stitching/Shielding » Add Shielding to Net を選択します。下図のように、Add Shielding to Net ダイアログが表示されます:
ビアパラメータの選択
ビアのサイズと位置は精密科学ではありませんが、経験に基づいた指標があります。
アンテナが搭載された PCB に関して、以下に記載したフォーラム (5) での話し合いの通り、"ビア間の距離は、最高でも反響する波長の 1/4 である必要があります。"
また、そのフォーラムでの話し合いは、technical note(6) とも関連があります。そこでは、"一般的な方法として、λ/10 以内(理想としては λ/20 と同じぐらい)にスティッチビアを配置することである" と説明しています。 "
スティッチングにシールドの銅箔を含める
下図のように、配線の両側に沿ってシールドの銅箔を含むシールドビアを配置できます。これを行うには、Add shielding copper オプションを有効にします。この銅箔は、ポリゴンとして作成されます。そのため、これは Clearance と Polygon Connect Style デザインルールに従います。このシールドの銅箔を、シールドされたネットから離すために、Add Shielding to Net ダイアログに Add clearance cutout オプションが含まれています。このオプションが有効な時、シールドされたネットの周りにポリゴンカットアウトが配置され、シールドの銅箔の端がシールドビアの端と同じ位置になり、シールドされたネットの配線との距離がシールドビアと同じ 距離 になります。
- PCB デザインの全ての面の情報については、Printed Circuit Design and Fab Magazine web サイトを参照してください。そのサイトは、"via fence"(引用符を含めると検索結果の質が向上します)の役割のような技術的なテーマのリソースです。
- Wikipedia の記事 Via Fence。
- Studies on Via Coupling on Multilayer Printed Circuit Boards。
- PCB 構造内で伝わる EM 波の基本的な主体を紹介する文書 - Best practice in circuit board design。
- 質問 Via fences for noise reduction of a chip antenna? に関するフォーラムでの話し合い。
- スティッチビア空間に関する指標を示す technical note。
- PCB design techniques for lowest-cost EMC compliance: 1999 年 8 月、雑誌 Electronics & Communications Engineering Vol 11 No 4. IEE、パート 1’ M K Armstrong 氏による。