インタラクティブ配線 - Glossing

Main article: PCB 配線

"gloss" と言う言葉を聞くと、美しいものを想像すると思います(例えば、夢に抱いた贅沢な車の輝くボディ)。本質的に、その言葉は専門家が行う最終段階を意味します。Altium Designer のInteractive PCB Routing エンジンでは、包括的な用語 "Routing Gloss Effort" 下で集められた様々な 'Glossing' モードがあります。ここでは、Glossing の概念は配線(またはドラッグ)時に適用した掃除するレベル(贅沢な車を磨く、または輝かせる!)と関連します。Glossing はインタラクティブ配線機能(より高レベルの専門家が配線したボードを得られる機能!)の一部を形成します。

利用できる Glossing モード

glossing 効果(Interactive Router によって適用できる )の範囲を定義する3つの glossing モードがあります:

  • Strong – このモードでは、最短パスを探しスムースにトラックを引き出す等の Interactive Router で高レベルの glossing が適用されます。このモードの glossing は、目的が素早くボードを配線することである時、レイアウトプロセスの初期段階で役立ちます。 
  • Weak – このモードでは、現在、配線している(または、ドラッグしているトラック/ビア)トラックの領域へ(または領域内で)直接、接続されたトラックのみ考慮する Interactive Router で低レベルの glossing が適用されます。このモードの glossing は、トラックレイアウトの微調整、または重要な配線を扱う時に役立ちます。 
  • Off – このモードでは、glossing は無効です。しかし、例えば重なったトラックセグメントを削除するために配線/ドラッグ後に cleanup が実行されることに注意してください。このモードは、最後のレベルの微調整が必要な(例えば、手動でトラックをドラッグ、パッドを cleaning している時等)ボードレイアウトの最後の段階で役立ちます。


提案した配線パス。左上は glossing が Off に設定されています。右上は glossing
が Weak に設定されています。Glossing は専門家が配線したような配線結果となります!

 

上記に記述した3つの glossing モードは、全体のレイアウトプロセス内で行う価値のある役割を持ちます。最初の配線から最後の配線までを通して3つのモード間を移動することが賢明です。各モードは、配線プロセスの段階で正確に変わります。

Glossing オプションへのアクセス

現在の glossing モード(Interactive Router によって適用された gloss のレベル)は配線、ドラッグ前、または配線、ドラッグ中、指定できます。 

配線、またはドラッグ前

Preferences ダイアログ (DXP»Preferences) の PCB Editor - Interactive Routing ページで必要な glossing レベルを設定。 


トラックを配線/ドラッグしている時、glossing レベルを選択。

配線中...

Interactive Routing モードの時、Tab キーを押して Interactive Routing For Net ダイアログで glossing モードを変更。 


配線中、glossing モードを設定。そのモードは、変更しない限り全ての後の配線に適用されます。

 

ネットをインタラクティブに配線中、glossing モードを素早く切り換えるには、Shift+Ctrl+G キーボードショートカットを使用。現在の glossing モードは Altium Designer のステータスバーと PCB Editor のヘッドアップ ディスプレイに反映されます。

 

ドラッグ中...

1つ、または複数のトラックをドラッグ中、Tab キーを押して Drag ダイアログで glossing モードを変更。 


トラックをドラッグ中、glossing モードを設定。そのモードは変更しない
限り、後のドラッグに適用されます。

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